ゼロから始めるinshiochi生活

大学院入試に落ちてから書き始めたブログです

ロボットの使われ方

2017/09/05

 

 

 

原子力施設研修,2日目!

 

 

本日は,敦賀原子力発電所と美浜原子力緊急事態支援センターなどの施設の見学をさせていただきました.

 

 

私のお目当ては,発電所...ではなく,

美浜原子力緊急事態支援センターです!

 

 

この施設は,昨年2016年12月にできたばかりの施設で,

日本国内で災害や事故による原子力施設での緊急事態が起きた際に,

事故収束に向けた,支援を行うことを目的とした日本原子力発電株式会社の施設です.

 

 

この施設の特徴は,遠隔操作のロボットや重機を常に配備していることです.

 

すなわち,事故の際にそれらの機器を持って行って,支援にあたるということです.

 

 

施設では,それらの機器を用いた訓練も行えるようになっており,

見学時も他の電力会社の方がドローンの訓練を行っておりました.

 

 

ロボットはルンバで有名なiRobot社のものが2種類,

千葉工大が研究開発した,日南製(日本企業)のものが1種類ありました.

iRobot社のものは,福島原発での事故の際にも使われたものでした.

 

ドローンは,8つのプロペラがついた大きなものと

それより小さな4つのプロペラがついたもの,

あと訓練用のものがありました.

 

でっかいリポがおいてありましたww

 

 

 

 こちらの施設では,研究開発といったものに重きはおいておらず,

実績がある製品を用いて,訓練を行い,支援を行うことを目的としているようです.

したがって,職員には,オペレータがいるだけで,

機材の修理やメンテナンスといったものはメーカーが行うようです.

 

 私の中で,ロボットはそのユーザーに合わせて,

仕様変更が必要で,改良,修理,メンテナンスが当たり前だと思っていたので,

与えられた仕様のまま,使用され,改良されないというのは,驚きでした.

 

製品としては,それが当たり前なのかもしれません.

しかし,事故の際に,機材が壊れてしまったり,

何らかのトラブルが発生した際に,直せる人がいないというのは,

実用上どうなのかなと疑問を感じました.

 

ハイテクなものであるからこそ,

実際の現場では,必ず不測の事態が発生します.

 

そのような時に,本当にこの機器を有効活用できるのでしょうか.